遺言書の種類と特徴を比較表で解説|自筆・公正証書・秘密証書と新しい「保管証書遺言」、自分に合った選び方

テーブルの上に3種類の遺言書、どれにするか悩むみらお

📢 2026年の法改正について(2026年10月時点)
2026年6月に民法が改正され、遺言のルールが変わることが決まりました。

・自筆証書遺言などの押印(ハンコ)が不要になります(2027年6月までに施行予定)
・パソコンやスマホで作って法務局が保管する、新しい遺言「保管証書遺言」ができます(2029年6月までに施行予定)

施行日は政令で決まります。施行日より前に書く遺言は、今のルール(押印あり)で書いてください。
👉くわしくは「デジタル遺言は法的に有効なのか?」の記事で

遺言書ってどんな種類があるの?自分に合った方法で、未来への一歩を!

「遺言書を書こうかな」と考え始めたとき、最初のハードルはどの種類にするか?
ということかもしれません。

種類ごとにルールや特徴があり、それを知らずに書いてしまうと
せっかくの遺言が無効になる可能性も……。

そこで今回は、主要な遺言書の種類と
それぞれのメリット・デメリットを、未来志向でみらっと解説しますねーッ😊

遺言書の種類は大きく分けて「普通方式」と「特別方式」

まず基本の分類からご紹介ッ

遺言書は大きく分けて以下の2つに分類されます。

  • 普通方式(よく使われるもの)
  • 特別方式(非常時など、例外的な場面用)

この記事では、一般的な「普通方式の3種類」を中心に見ていきましょう!

ひと目でわかる比較表

自筆証書遺言公正証書遺言
作る人自分(全文を手書き。財産目録はパソコン可)公証人
費用ほぼ0円(法務局に預けるなら3,900円)財産の額に応じた手数料
証人いらない2人必要
家庭裁判所の検認必要(法務局に預けたものは不要)不要
保管場所自宅など(または法務局)公証役場
無効になるリスク形式ミスに注意ほぼない

秘密証書遺言は手数料13,000円(定額)・証人2人・検認が必要。使われることは少ないので、表からは外しています。

👉自筆証書遺言の書き方と注意点
👉公正証書遺言の作り方|メリット・デメリットと費用の目安

公正証書遺言|専門家による安心と確実性

公正証書遺言は、公証役場で公証人に内容を伝えて作成してもらう方法です。

証人2人の立ち合いが必要になりますが、法的に最も確実で、安全性が高いのが特長です。

2025年10月から、公正証書はデジタル化されました。条件を満たせばWeb会議(リモート)で作成でき、原本は電子データで保管されます。

✅ メリット

  • 公証人がチェックするため、形式ミスの心配がない
  • 家庭裁判所での「検認」が不要
  • 原本が公証役場に保管されるので、紛失の心配も少ない

⚠️ デメリット

  • 証人が必要(身近に頼める人がいない場合はハードル)
  • 内容が第三者に知られる可能性あり
  • 手数料がかかる(財産額によって変動)
  • 証人を頼める人がいないときは、公証役場に紹介してもらえることもあります(謝礼が必要)
  • 家族など、遺言で財産をもらう人とその家族は、証人になれません

自筆証書遺言|手軽さと自由度の高さが魅力

自筆証書遺言は、自分で全文を手書きして作成する方式です(ただし財産目録はパソコン等でも可)。

✅ メリット

  • 手軽にいつでも書ける
  • 費用がほぼかからない
  • 内容を秘密にできる

⚠️ デメリット

  • 書式や要件ミスで無効になるリスクあり
  • 家庭裁判所での検認が必要
  • 紛失・改ざんリスクもある

なお、法務局での「自筆証書遺言保管制度」を利用すれば、形式不備のチェックや紛失リスクを軽減できます。

法務局に預けると、ここが変わる

  • 手数料は1件3,900円(一度払えばずっと保管)
  • 形式(日付・署名など)を法務局がチェックしてくれる。※中身が有効かどうかまでは見てくれない
  • 家庭裁判所の検認がいらない
  • 亡くなったとき、指定した人(3人まで)に「遺言書が預けてある」と知らせてもらえる
  • 本人が法務局に行く必要がある(予約制)

👉遺言書が無効になるケースとは?ありがちなミスに注意!
👉遺言の検認手続きとは?家庭裁判所の流れを解説

秘密証書遺言|秘密を守りながら法的効力も確保

秘密証書遺言は、遺言内容を秘密にしたまま、公証役場で作成する方式です。

内容は本人のみが知っており、公証人は形式だけを確認します。

✅ メリット

  • 内容を誰にも知られずに済む
  • 自筆でなくてもOK(パソコンで作成可)

⚠️ デメリット

  • 実務上ほとんど使われていない
  • 手続きが煩雑で、形式ミスが起こりやすい
  • 家庭裁判所の検認が必要
  • 手数料は13,000円(定額)。証人2人が必要
  • パソコンで作ってもいいけれど、署名と押印は自分でしないと無効
  • 中身を公証人がチェックしないので、形式ミスで無効になることも

特別方式の遺言|非常時のための例外的な手段

特別方式の遺言は、以下のような非常時に認められる例外的なものです。

  • 死が迫っていて急いで遺言する必要がある場合(危急時遺言)
  • 船舶の中など、通常の手段がとれない場所にいる場合 など

これらは非常に限定的な状況下でのみ有効となるもので、あくまで参考程度の知識として押さえておきましょう。

新しい4つ目の方式:保管証書遺言(施行前)

2026年6月の法改正で、4つ目の遺言の方式「保管証書遺言」ができることが決まりました。

  • パソコンやスマホで作成できる(手書きでなくていい)
  • 法務局で本人確認をして、遺言の全文を口で読み上げる(口述)
  • 法務局がデータを保管する
  • 施行は2029年6月までに(日付は政令で決まる)

まだ使えないので、今書くなら上の3つの方式から選びます。

どの遺言書を選べばいい?自分に合った選び方

初代アイキャッチ:書類を前に考えこむみらおと、説明するみらい
この記事の初代アイキャッチ(2025年8月)

種類を知っても「結局どれがいいの?」というのが本音ですよね。

自分の状況や目的に合わせて、以下のように考えるのがおすすめです👇

目的・状況おすすめの遺言方式
とにかく確実に残したい公正証書遺言
手軽にまず書いておきたい自筆証書遺言(+保管制度)
内容を誰にも知られたくない秘密証書遺言(ただし注意点多)
パソコンで作って法務局に預けたい保管証書遺言(2029年6月までに施行予定)
みらお

結局、どれ選べばいいのかわかんないな〜

みらい

遺言は未来に残すメッセージ、一番安心できる方法でいいのよ

みー坊

内容がちゃんとしてれば、公正証書が一番安心だよ〜☀️

みらら

でも、気軽に始めるなら、自筆でいいかも〜💕
失敗しても書き直せばOKだし〜💕

まとめ|未来の自分と家族のために、最初の一歩を

  • 遺言書にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴も費用も違います。
  • 「正解」は人それぞれ。大切なのは自分に合った方法を知ること。
  • 書き方や内容が心配なときは、公証役場や専門家への相談も選択肢に!
みらお

……じゃあまず自筆で書いて、法務局に預けてみようかな

みらい

さすが〜!3,900円で検認もいらないなら、安心ね

みー坊

書き方のコツは、次の記事でくわしく話すね〜ッ☀️

👉遺言とは?目的と重要性をみらっと解説|「遺言の地図」


続いては「自筆証書遺言の書き方と注意点|法的要件や保管制度も解説」になりますっ🌟

みーちゃん

次の記事はこちらニャ~👇👇

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