みらおの机に、持ち主のいないスマホがひとつ☀️
みらいおばさんのスマホ、まだそのままなのよね……



おれが預かってるけど、怖くて触れないんだよ……
パスワードも分かんないし



触れないままが、いちばん危ないんだッ!
今日は「亡くなった人のアカウント」の話をしよ〜☀️



みららはね〜💕 持ち主のいないアカウントって、空き家と同じだと思う、 誰も見てないと、入られちゃうもん💕
家族が亡くなったあと、スマホやアカウントのことは「あとで」になりがちです。
でも、放っておいた「空き家」は狙われます。
この記事は遺族の立場で、「まず何をすればいいか」を5つの順番にまとめました。
前の記事(生きている自分の備え)の後編です。
なぜ「亡くなった人のアカウント」が狙われるの?
- 誰もログインしない=乗っ取られても、気づく人がいない
- 古いパスワードがそのまま=昔どこかで漏れたパスワードが、今も使える
- 本人が否定できない=「本人が言ってるなら」と、周りが信じてしまう
実際に、乗っ取ったアカウントから友人へ「困ってる、お金を貸して」「電子マネーを買ってきて」と送る手口は、警察(埼玉県警)も注意を呼びかけています。
そして、狙われるのはアカウントだけではありません。遺族のもとに「相続手続きのご案内」「故人の未払い料金」といったメールや手紙が届く手口もあります。
海外では「遺産管理人」を名乗る手紙で手数料をだまし取る例が、
日本大使館から注意喚起されています。



えっ、おれたち遺族も狙われるの?



そうなんだ。「家族を亡くして気が動転している人」は、残念だけど詐欺にとって狙いやすい相手なんだよ……。
だから、順番を決めておくことが大事なんだッ!
先に知っておきたい、やってはいけない3つ
| やってはいけない | なぜ? |
|---|---|
| スマホを初期化する・回線をすぐ解約する | 写真も、手続きに必要な情報(どのサービスを使っていたか)も消える。電話番号は解約後に別の人へ割り当てられることがあり、その番号で本人確認するアカウントにも影響する |
| 故人のIDとパスワードで「本人のふり」をして操作する | 多くのサービスの規約で禁止。あとで「不正アクセス」と疑われる元に。やるなら公式の窓口から |
| 「故人からのメッセージ」「相続のご案内」のリンクを押す | 本人は亡くなっているのに本人名義で届く=乗っ取りか詐欺。遺族を狙うメールは「手続き」を装ってくる |
回線の解約は、必要な手続きが終わってからでも遅くありません。
まずは「止める」より「知る」からです😊
遺族がすぐやる5つのこと
1. 「何を使っていたか」を知る
パスワードが分からなくても大丈夫。まず「どのサービスがあるか」を拾います。
- 紙の一覧・エンディングノート・封筒(「デジタル」のページがあれば最優先)
- スマホのロック画面に出る通知(ロックを開けなくても、アプリ名は分かる)
- 郵便物・クレジットカードの明細(毎月の引き落とし=サブスクや有料サービス)
- メールの件名(本人のパソコンや、家族共用のメールが開ける場合)
全部は分からなくてOK。分かった分から、2番以降に進みます。
2. お金が動くものを止める
- 銀行・証券:亡くなったことを伝えると口座は凍結され、相続の手続きへ
- クレジットカード:カード会社に連絡。サブスクの引き落としも、ここで止まる
- 電子マネー・ポイント:サービスごとに「相続できるか」「払い戻せるか」を確認
- サブスク・有料アプリ:カード停止で止まるものが多いが、分かるものは個別に解約の連絡を
「止める」のは、乗っ取り対策でもあります。アカウントが乗っ取られても、お金の出口が閉まっていれば被害は広がりません。
3. SNS・メールは「残す」か「消す」かを決めて、公式の窓口へ
本人のふりでログインするのではなく、各社の「亡くなった人のアカウント」専用の窓口から申請します。2026年10月時点の、ざっくりした対応表です。くわしい書類は、各社のヘルプで確認してください。
| サービス | できること | 必要なもの(目安) |
|---|---|---|
| Facebook/Instagram | 「追悼アカウント」として残す、または削除 | 死亡を証明する書類(死亡診断書の写真など)。削除は肉親か、遺言で任された人のみ |
| Google(Gmail・写真など) | 閉鎖/データの取得/残高の取得、の3種類を申請できる | Googleの「亡くなったユーザーのアカウント」のページから。パスワードは教えてもらえない |
| Apple(iCloud・写真など) | 生前に設定された「故人アカウント管理連絡先」が、写真やメモなどを受け取れる | 「アクセスキー」+死亡の記載がある戸籍謄本。申請できるのは1人だけ。キーがない場合は、裁判所の書類などが必要になることも |
| X(旧Twitter) | 削除の依頼 | 公式ヘルプの専用フォームから(遺族・代理人)。ログイン情報は教えてもらえない |
| LINE | 削除のみ(引き継ぎや追悼の仕組みはない) | 公式の問い合わせフォームから。削除すると、トークやスタンプは戻らない |
- 「残す」を選ぶなら、追悼アカウント(Facebook/Instagram)が、今のところいちばん整っている
- Appleの場合、故人アカウント管理連絡先がないと、スマホ本体のロックや暗号化されたデータはAppleでも開けません
- 削除は取り消せません。写真やトークを残したいなら、申請の前にバックアップを



へ〜そーなんだー! 会社ごとに窓口があるのね



そう!「本人のふり」じゃなくて「遺族として申請」が正解なんだ。時間はかかるけど、あとで困らないんだよ〜!
4. 周りに「本人の名前で来るお金の話は、詐欺です」と伝える
乗っ取り被害でいちばんつらいのは、故人の友人がだまされること。亡くなったことを知らせるときに、ひとこと添えておくと防げます。
- 「もし本人の名前でお金や電子マネーの話が届いたら、詐欺なので無視してください」
- 「本人のアカウントは、追悼にするか削除する予定です」
- もし誰かに「お金を貸して」が届いたら、SNSではなく電話で確認する(警察も勧めている方法)
SNSの「本人からの投稿」は、乗っ取られていても本人に見えます。だからこそ、口コミで「亡くなった」を伝えることが、いちばんの防波堤になります。
5. 遺族自身を守る
- 故人宛ての「未払い料金」「相続手続き」「口座の確認」のメール・SMSのリンクは押さない。
本当に必要な手続きは、郵送や窓口でも必ずできる - 「遺産管理人」「海外の相続」など、心当たりのない相続の話は詐欺を疑う
- お金の話が出たら、一人で決めず、家族か専門家に相談する
- 困ったら:消費者ホットライン「188」/警察庁のサイバー事案オンライン窓口/IPA(情報処理推進機構)の情報セキュリティ安心相談窓口
遺族は「気が動転している」ことを前提に狙われます。「あとで折り返します」のひとことで、ほとんどの詐欺は止まります。
もし「故人の名前で変な投稿」が出たら
- 運営会社に「本人は亡くなっている。乗っ取られている」と連絡する(3番の窓口から)
- 友人・親戚に「乗っ取られている。お金の話は無視して」と知らせる
- 誰かがお金を払ってしまったら、警察へ(オンライン窓口か、最寄りの警察署)。やりとりの画面は消さずに保存しておく



……順番が分かってると、ちょっと落ち着くね



うん。1番から5番まで、一気にやらなくていいんだ。今日は1番だけでも、立派なみら活だもんッ!
生きている人へ、ひとつだけ
ここまで読んで「これ、自分が亡くなったら家族がやるのか……」と思った人へ。
遺族がいちばん助かるのは、「何をどこで使っているか」の一覧が紙1枚あること、そしてGoogleとAppleの「もしものとき」の設定がしてあることです。パスワードは渡さなくていい。この2つがあれば、5つのうち1番と3番が、ほぼ終わった状態で家族に渡せます。
👉乗っ取り・不正アクセス・情報漏えいから家族の未来を守る|今日やる5つの備え
👉デジタル遺言を家族にどう伝える?「紙1枚」と公式のしくみ
みら活的まとめ 🌟
- 亡くなった人のアカウントは「空き家」。放置がいちばん危ない
- やってはいけない3つ:初期化・解約を急ぐ/本人のふりでログイン/届いたリンクを押す
- 遺族がやる5つ:知る → お金を止める → 公式の窓口へ → 周りに伝える → 自分を守る
- 困ったら、消費者ホットライン188・警察庁のオンライン窓口へ
- 生きている人は、「紙1枚の一覧」と「もしものとき」の設定を



おれが先に逝ったら、みらいちゃんがこれ全部やるのか……



だから今、一覧書いてって言ってるでしょ



大丈夫、僕が全部覚えてるもんッ☀️



みららは みらおのパスワード、もう知ってるから手続き早いと思うよ〜💕



それがいちばんこわいんだけど……
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